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【#えぞ財団】 特別連載企画「#この人、エーゾ【サウナ編】②」 当麻町長・村椿哲朗~全国初のサウナバス製作!~
組織のなかで、マチのなかで、もがきながらも新たなチャレンジをしているひとを紹介する「この人、エーゾ」。今回は「サウナ特別編」です!今話題全国初の”サウナバス”や官民連携、そしてサウナも有効活用した街づくりにチャレンジし続ける当麻町の村椿町長です。 2020年、「ZOZOTOWN」創始者の前澤友作氏がTwitterで全国の自治体に対し、自身からの8億円のふるさと納税寄付先とその使い道を募集。村椿さんは「当麻町の自然の中でサウナを基軸とした観光振興、リラックスしながら仕事のできる空間を創造したい」とTwitterで応募。企画には、全国156の自治体から応募があり、提案した全市町村に各500万円がふるさと納税として寄付されました。こうして”ととのう”町サウナプロジェクトが始動いたしました! 村椿哲朗:1979年当麻町生まれ。高校卒業後、当麻町役場に就職し、2020年2月より現職。 座右の銘は、継続と進化。当麻町の秘境スポットは、熊が冬眠している冬しか訪れることのできない”樹齢千年のイチイの木 “。
目次
「ZOZO」創始者・前澤友作氏よりふるさと納税~ Made in 当麻町「“ととのう”町」サウナプロジェクト始動
また、えぞ財団立ち上げ当初にも”首長インタビュー”でご登場いただいた村椿さん。町長になられた当初から各分野で様々なチャレンジをされていました。この時すでに”サウナバス構想”はあったのでしょうか!?
https://note.com/ezozaidan/n/n425128e0816b
地元で夢を実現させることを決断し、独学を極めた職員時代。町の広報マンに!
小学生の頃から将来の夢は”公務員”と言っていた村椿さん。親族が公務員家系で普段から公務員同士の会話を聞く機会が多かったため、自然と決まっていたそうです。高校生になり、公務員以外の職業の選択肢もあったといいますが、改めて考えた時に「公務員やるなら地元でやってみたいな」と思ったのがきっかけで、高校卒業後に当麻町役場に就職することを決めたといいます。就職後は、住民福祉課戸籍年金係・総務企画課広報係・まちづくり推進課地域振興係を経験しますが、その中でも現在の村椿さんの土台となっている部署が総務企画課広報係。
「写ルンですしか使ったことがない僕が、突然一眼レフのフィルムカメラを持たされ、写真を撮りに行きました。ホームページも出来たばかりの頃で『お前若いからやってくれ』と言われ、その頃町は広報にかけるコストがないから、自分でパソコンを買って独学でHTMLとかを勉強したり。結構がっつりまじめな広報マンとして活動してました(笑)」と村椿さんは当時を振り返ります。
「ネオ公務員像ってなんだろう?」公務員のこれからを考える。
広報マンとして活動をしていく中で「若い世代が町づくりに参加したいって思うことってどんなことだろう?」と、ある時疑問を持った村椿さんは、同時期に隣町の広報マンと出会います。そして、その隣町の広報マンに言われたのが「あんたもっと何かやれるんじゃない?そんなんじゃだめだよ。」この言葉がきっかけで「お堅い広報活動をしても、誰にも響かないんだ。だったら、くだらないチャレンジでもゼロから過程をみせて、バラエティー番組のような若者が自然と気になるコンテンツをあえて真剣につくろう。」とひらめいたそうです。その時から”現場の見える化”ということに徹底的にこだわり、SNSを発信したり、Youtubeを更新したりと当麻町のブランディングが始まったといいます。
その後、前町長と様々なことにチャレンジしている中で、後継指名を受け、2020年2月に町長に就任した村椿さん。「今まで役場職員として活動したことや提案してきた立場として、責任を果たさないといけないと思った。そして、地元に住む家族もものすごく応援してくれていて、町長になることは即決でした。」と当時の状況を語ってくれました。
そして“公務員こそ新しいことを繋ぐコーディネーターになるべきだ”とこれからの公務員像のイメージを伝えてくれた村椿さん。「ベースがわかっていないと新しいイノベーションを起こすのは難しいと思う。『地元にはこんなに輝ける資源があるんだ』ということを学び、歴史・風土・文化をきちんと理解して行動することで、継続して、オンリーワンでナンバーワンになれると思っています。」とも力強く話してくれました。
私はサウナーだった!無意識に導かれたサウナの聖地”白銀荘”。プロサウナーを真似して”ととのう”
「サウナはこれまでもなんとなく入っていたけど、自分が”サウナー”だと認識し出したのは、町長に成り立ての頃。家族で温泉プールがある所に行った時、すごく気持ちよさそうにサウナに入っているプロサウナーの方たちがいたのですが、その人たちの入り方を真似をしてみたんです!そしたら、『ととのって』しまって!」と楽しそうに村椿さんは語ります。
実はこの場所がサウナーの聖地といわれている上富良野の”白銀荘”だったと後から知ったそうです。「町長になったばっかりで自覚意識はなかったけど、脳疲労とか精神的な疲労とかがたまっていたからなんですかね。医学的にも言われている『サウナで自律神経を整える』という観点からみても、おそらくその当時の自分にはまさに必要な行動だったんだろうと思います。」とも改めて振り返ってくれました。本当の意味での”ととのう”を経験した村椿さんは、この時から”サウナー”になったといいます。
サウナ×町おこし!全国初のサウナバス製作へ!地域循環共生圏・当麻町
サウナで”ととのう”を実感し、サウナが町づくりのキラーコンテンツの一つになると直感した村椿さん。そして、単なる”サウナ”ではなく、世界で北欧フィンランドにしか存在しないと言われていた”サウナバス”に焦点を絞り、すぐに「日本初のサウナバスを当麻町で作りたいんですが、どうでしょうか!?ブレスト会議お願いします!」とサウナー仲間に提案し、ZOOMミーティングを開催したそうです。移動しながらサウナを楽しめるという部分で観光と結びつけることができたり、コロナ禍でキャンピングカーブームが到来していたこともあり、この決断はベストタイミングでした。その後、地元の協力してくれる企業や共感してくれる人たちに想いを伝え、官民連携でサウナバス製作をはじめることになったといいます。「この事業は完全に民間企業の皆さんの投資で成り立っています。『サウナバス』というコンテンツに可能性を感じてくれた皆さんのおかげで、当麻町に地元の力で作り上げた新しいコンテンツを完成することができました。相当チャレンジングなことなのに『面白いから』と言って、町おこしに全精力を注いでくれました。」と感慨深く語ってくれました。
あくまでも”レンタカー”という位置づけの”サウナバス”。
日本初のサウナバス”ととのえバス”が完成し、実際に家族に体験してもらえる機会ができた村椿さん。家族からは「お父さん、めっちゃ気に入った!ご飯が食べれて、遊びながら移動できて、家族みんなでサウナに入れて!これ買ってほしい!」や「サウナのイメージが『暑くて苦しい』から『気持ちいい』に変わった。」などの正直な意見をもらい、より今後のサウナバスの可能性を感じたといいます。また、プロサウナーと呼ばれる方々が初めてサウナバスを体験した際の感想は「あれ(笑)指摘するところが一つもない!」だったそう。現在、サウナバスは1台でレンタルのみとのことですが、”あくまでもレンタカーに付加価値を付けた”という認識のため、レンタル価格もお手頃な値段になっているといいます。また、人気が殺到しているため時期は未定ですがトウマ電子工業では、すでに2台目となる"ととのえBUS2号"の製作に着手しており、今春完成予定だそうです。
「サウナが好きな人は、サウナを楽しむためにサウナバスをレンタルしますが、本来は『レンタカーを借りたら、たまたまサウナ室が付いていた』くらいの感覚で利用していただくことを目的としています。」とあえて”緩さ”があるのがいいと村椿さんはいいます。
「観光の閑散期をどう乗り越えるか」という課題を解決できる”サウナバス”
”ぜんぶある当麻町”というスローガンを掲げ、様々なことにチャレンジしながら町おこしに取り組んでいる当麻町ですが、特に観光の部分では、”閑散期にどのようなアクティビティを提供するか”が課題となっているといいます。四季がはっきりしている北海道は、夏と冬にできることも異なるため、それが強みとなることもありますが、なかなか活かせないことも。しかし、サウナバスの強みである”移動ができること”に着目したところ、”雪がある場所”でしかできないことがみつかったといいます。一般的なサウナの1セットの流れは、”サウナ・水風呂・外気浴”。村椿さんは、その中の”水風呂”と”雪”を繋げ、”パウダースノー”を水風呂代わりにすることを思い付いたそうです。「パウダースノーを楽しめるのは、北海道の中でも限られたところ。そして、自然だから時間も関係ない。例えば早朝から大地のパワーを感じることもでき、これはサウナーにとって究極のアクティビティになると確信しています。また、『想像以上の完成度で誰もが驚くサウナバス』が、まだサウナを体験したことがない方の入口となり、それがきっかけで当麻町の町おこしを一緒に盛り上げていただけたら嬉しいです!」と温かい笑顔で語ってくれました。
「”ととのえバス”に乗って、お気に入りの場所を見つけてください。"ととのえスポット"を決めるのは、あなた自身です。」
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